【ブログ】展示会会場は危険がいっぱい!
はじめまして、今年4月からMCクラフトPM事業部の一員となりました、Sです。
以前はMCクラフトの姉妹会社『モストキャッツ』で現場大工を5年ほどしておりまして、特にコロナ明けてからの2年間はMCクラフトの現場施工、職長、現場管理を主に担当しておりました。
以前から工場、営業、PM、そして現場の職人の方々とは共に現場での施工をこなして来ましたので、特段新しい職場になって右も左も〜な感覚はあまりありません。
しかし以前は準備されたものを現場でどうにかこうにか段取りをしてこなす立場でしたが、今では施工や製作に入る前の準備段階から案件に関わることができ、現場時代の経験を活かしてこれまで以上に自分の思い描いた工程と段取りを構築し実行する楽しさを噛み締めております。
さて、入社前はブログ当番があるなど知りもせず、夏休みの読書感想文ですらサボった作文大嫌いな私は何を書くか結構悩みまして、1案は現在私が作成中の現場施工マニュアルを数回に分けてコピペする、2案はPM Yさんの記事を参考にして東京ビッグサイトや幕張メッセ、インテックス大阪のご飯屋まとめなどとも考えましたが、1案はPM Oさんの今後の記事と被るのでボツ、2案もそのまんまパクリなのでボツに……
なんて考えながらふと現場を見回すとスマホを見ながら会場を歩いていたり、サンダルを履いて会場に来ている出展関係者を見かける事がありました。
実は展示会場での『ながらスマホ』は非常に危険なんです!
と言うことで今回は意外と知られていない展示会場の危険についてです。
危険箇所1 トラックヤードと搬入口
トラックヤードは搬入搬出のための大型トラックや、フォークリフトが頻繁に行き来しています。
また搬入口付近では狭い上にトラックから重量物の荷下ろしが行われています。
特に施工初日の朝や、製品搬入、製品搬出時は車輌が我先にと殺到するため大変混雑し、またドライバーの死角が多い重量のある車輌ばかりなので、よそ見してウロウロしていると轢かれてしまう危険性があります。
危険箇所2 会場内のピット
多くの展示会場にはピットと呼ばれる溝があります。
ここには各ブースへ供給する電気や水道、圧縮空気などの配線配管が通っていて、1m以上の深さがあります。
普段は重量のある蓋が被せてあり安全ですが、施工期間中や撤去時には幹線、配管工事の為に蓋を開けていることがよくあり、よそ見していると転落の危険があります。
コンクリート造りで1m以上の深さですから、落ちてしまったら無事では済まないでしょう。
危険箇所3 会場の床
先のピットも会場の床の一部ではありますが、ピット以外にも床や通路には危険が潜んでいます。
例えばこちら、施工中や撤去で出たゴミはほとんどが床や通路に捨てられてます。
特にビスやカッターの刃、釘の飛び出た木片、バナナの皮並みに滑る表具のゴミなどがそこら中に転がっています。
どの施工会社も基本的にはブースの中はこまめにホウキで履いて綺麗にしますが、
その履いたゴミは全て会場通路に溜められ、定期的に会場の清掃業社が回収するまではそのままです。
危険箇所4 高所作業中の脚立や高所作業車の周辺
施工や撤去では脚立などで高所作業を行います。
当然作業中は落下物が発生しないよう十分注意して作業にあたりますが、万有引力が存在する以上全ての物は落下すると考えるのが安全管理の考え方で、そのため高所作業の真下では同時に作業をしないことが現場の鉄則です。
また脚立の上での作業は、バランス感覚が重要な作業です。
たまに現場で搬入作業者が台車を作業中の脚立に接触する事態が起こります。
私も何度か脚立作業中に台車ぶつけられた事がありますが、これは本当に生きた心地がしません😱
台車などで作業中のブースの脇などを通る際は、十分に注意が必要です。
そして、高さが4500mm以上の大きなブースは、脚立では届かない高さになるので高所作業車を使用します。
しかしこの高所作業車は非常にパワーのある建機で重量があり
操縦者からの死角が多いため、むやみに近づくのは大変危険です。
・・・・とまあパッと思いついただけあげてみましたが、他にも危険な箇所がたくさんあります。
もちろん我々施工者は常にこのような危険から事故が発生しないように配慮して作業を進めていますが、我々だけの努力だけでは全ての自己を未然に防ぐことはできません。
施工中の展示会場ご来場の際は『ながらスマホ』などは避け、工事現場であるとの認識を持ってご来場いただけましたらと思います。
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