【ブログ】旅の体験談

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STAFF

 

こんにちは!

インテリア事業部のKです

 

今年の4月よりMCクラフトのメンバーとなり、初めてブログを担当します。

よろしくお願いします🤲

 

 

 

今回は入社前の3月に渡航したモロッコでの体験をお話ししたいと思います。

 

モロッコに入国後、バスで5時間かけてシャウエンという町を訪れました。

“青い街”として知られるこの場所は、文字通り街全体がさまざまな青色で彩られており、

歩いているだけで別世界に迷い込んだような気持ちになります。

 

 

 

その街で、ちょうど外壁を塗装している職人さんの姿を見かけました。

 

工事に関わる者として思わず注目したのですが、

驚いたのは「養生をしていない」「ライン取りもきっちりしていない」ということ。

日本の常識からすると「仕上がりが雑」に見えてしまいます。

 

 

 

 

しかし、ふと視線を上げて街全体を眺めてみると、その“雑さ”はまったく気になりませんでした。

むしろ、青に染まった家々が連なり、全体として見事な調和が取れていたのです。

 

このとき感じたのは、「細部よりも全体の調和が美をつくる」ということです。

日本ではどうしても“細かい仕上げの美しさ”に目が行きがちですが、

シャウエンは街全体の統一感によって唯一無二の魅力を放っていました。

 

さらに考えてみると、その美しさの背景には「青で統一する」という強いコンセプトがあります。

多少ラインが曲がっていても、多少はみ出していても、街全体が青であるという共通のテーマがあるからこそ、人々の心を惹きつける景観が生まれているのだと思います。

つまり完成度は“仕上げの精度”だけでなく、“コンセプト”によっても大きく左右されるのです。

 

 

 

 

これは私たちの仕事である内装工事にも通じる部分があります。

壁一面だけを見れば完璧でも、空間全体で見たときに調和が取れていなければ心地よさは生まれません。

逆に多少の小さな粗があっても、全体のコンセプトとデザインがしっかりしていれば、人に感動を与える空間になることもあります。

 

旅先での小さな発見でしたが、「部分だけではなく全体を見る大切さ」を改めて実感しました。

細部へのこだわりと同時に、全体の調和やコンセプトを意識すること。

それが空間づくりにおける大切な視点であり、これからの仕事にも活かしていきたいと思います。

 

 

 

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