【ブログ】アートとデザインについて
こんにちは!
インテリア事業部のデザイナーMです。
今回は「アートとデザイン」についてお話ししたいと思います。
私は先日、香川県直島にある地中美術館へ行ってきました。
こちらの美術館は有名建築家、安藤忠雄によって設計され2004年に設立した
その名の通り、地中に存在する美術館です。
直島の景観を崩すことなく、地中に建てられたその特質な空間そのものが
アートとなっており、そこでクロード・モネやウォルター・デ・マリア等の
作品を堪能することができます。
館内は基本的に撮影禁止なので写真を載せることは出来ませんが
一通り見終えた後、私がこの美術館で感じたことは人の温もりでした。
展示されている作品はもちろん、建物自体にちょっとした仕掛けがあり
訪れている人たちがそのまま作品となる瞬間があるのです。
また、季節や天候、時間帯によって印象が変わる空間があったりと
あくまでも島の自然に寄りそった設計になっていることに感動しました。
島の景観を崩さないことは、そこに住んでいる方たちへの配慮
も含まれており、随所に感じる人の温もりは
建物自体がメッセージ性のあるものだからなのかもしれません。
アートとデザインについて
ここでアートとデザインについて考えてみると
■アートは自己表現(誰かのためでなくてもよい)
■デザインは問題解決(誰かのためである必要がある)
をするということになりますが、美術館はその両者が適度なバランスで存在しながら
アートを最大限引き立たせる建築/空間デザインである必要があります。
更に、この美術館では島の景観を崩さないよう
地中に建設をするという高難度のデザイン処理が求められますが、
今回の建設技法では土地一帯を一度拙作し、建物を建設した後
土で再び埋め戻して地中にあることを実現させたそうです。安藤忠雄、すごいですよね。
似ているようで全く違う意味合いを持つこの2つの言葉ですが、
私自身もデザイナーとして、人のために空間における発想力、創造力を発揮するために
美術館という場所は大変勉強になる場所だと、改めて実感しました。
最後に、直島で撮ったベストショットをどうぞ!
【南瓜】created by 草間弥生
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