【ブログ】我が家のリノベーション計画
インテリア事業部の横山です。
ずっと悩まされていた我が家のフルリノベーションがようやく始まりそうです。
ここまで苦節3年
リノベーションの計画に3年ですよ。。。
普通じゃ考えられない年月です。
何故そこまで期間を要したか、、、この話が皆様の参考になれば良いと思います。
我が家というのは両親から譲り受けた築28年の木造家屋になります。
まずリノベーションの計画を立てた際にいくつかの問題が発覚しました。
・完了検査を受けていない
・確認申請時と現況で建物の形が異なる
・構造図及び構造計算書が無い
・建築当時の工務店、設計事務所が廃業
普通は建て替えもしくは間取りを変えずにリノベーションという選択をするはずです。
ただ、間取りは変えたいし28年の構造材は使いたいという
私のわがままがこの長い年月を生んでしまったのです。
法規に詳しい建築士さんを紹介受けて二人三脚で進む事となったのですが、
上記現況で私の要望を叶えるとなるとハードルがとても高く、、、
階段の位置を変えたい、増築したい→主要構造物の変更により【大規模な模様替え】に該当→確認申請の提出が必須→役所との協議
簡略化するとこんな感じになるのですが、私のような要望をする人が区で今まで居なかったようで、、、
前例のない案件に役所内部での協議にもかなり時間を費やしました。
約2年半協議を重ねようやく首を縦に振っていただいたのです。
現在はローンの契約、工務店との契約を残すのみとなりました。
では何故そこまでしてリノベーションに、こだわったか、理由は「味」です。
私は年月が経過した物がとても好きでして、28年家を支えた構造をどうしても使いたかったのです。
当時建てた木造が家族が住む事で表情を変えて趣が出る。
これはお金があっても買えない要素です。
傷、汚れ、割れなどロマンを感じますねー。
古材を使えば良いとかも少し違くて、何というかそこにしか生まれなかった価値を大切にしたかったんです。
新しくなる部分にも味が生まれる素材感のあるマテリアルを多く取り入れています。
個人的には機能とか耐久性とかはあまり興味がないんです。
新品の時が1番美しく、年月とともに衰えるものはロマンを感じなくて、、、
職人さんの想いに使ってる人の力が加わって完成するのが本当のものづくりだと思ってます。
街を歩いていて目にする建物、店舗、道路、電線や線路に至るまで作ってる時の情景やどんな人がどんな使い方をしてきたのだろうと想像するだけで胸が熱くなりますねー。
日本人が得意なわびさびです。
それらが滲み出て感動を与えるものづくりが出来たら最高ですね。
私の永遠の目標です。
今日から4月!皆さん素敵な出会いがありますように!
★展示会ブース デザイン・制作施工のお問合せはコチラ
★内装デザイン・制作施工のお問い合わせはコチラ